嬉野医療センター看護部
スペシャリスト

スペシャリスト


診療看護師 小川 喜久恵

診療看護師とは、看護系大学院で医学的知識や技能の教育を受けた看護師であり、特定行為が実施できます。
特定行為とは、傷の処置、ドレーン管理や抜去、輸液管理などを含み、現時点で21区分38項目の行為が定められています。

現在の活動としては、病院での研修期間中であり、各診療科をローテートしています。
日々、外来患者様への初期対応、必要な医療処置の実施、カンファレンスへの参加など医師とともに患者様の診察や処置などを行いながら、学びを深めています。
看護と医学的な視点で患者様の全体像をとらえ、医師や看護師、その他のメディカルスタッフと協働し、よりよいチーム医療の提供を目指しています。

がん看護専門看護師 今村 果奈代

佐賀県には、2017年6月現在4名のがん看護専門看護師がいます。嬉野は佐賀県の西端にあり、中心地から遠い地域と言えます。だからこそ、認定看護師や専門看護師が必要であると感じており、がん看護の質の維持・向上を目指しています。
 がんと診断された時から、患者さんやご家族は治療に悩んだり、迷ったり、様々な問題に直面します。
患者さんやご家族が抱えている問題に早く気づくために、当院では、『がんスクリーニング』を行っています。現在は、入院患者さんを対象に行っており、身体面、精神面、社会面、スピリチュアルな面から、問題を抱えている患者さんやご家族をサポートできるように取り組んでいます。

感染管理認定看護師 松本 みゆき

感染管理認定看護師(CNIC)の活動は、院内の感染のリスクを低減するために、医療関連感染の発生の監視、その予防と対応、病院に勤務する職員への感染対策教育や職業感染対策、感染管理システムの構築、病院環境のファシリティマネジメントなど多岐にわたります。
 私は手術室・中央材料室の看護師長として、兼任のCNICとして、周術期の患者さんを中心に、嬉野医療センターの患者さんが安全に安心して療養でき、職員が働きやすい環境やシステムを提供できるように、活動していきたいと思います。
当院は今年度からCNICが3人体制となりました。それぞれの立場・役割の中で、院内感染対策チーム(ICT)メンバーと共に、お互いの専門性を活かしながら、更にパワーアップして医療関連感染予防に努めていきたいと思います。

感染管理認定看護師 岩谷 佳代子

私は2006年に資格を取得し、2009年より感染対策室にて専従で勤務しています。
 患者さんを感染から守るために、清潔な療養環境の維持、職員の教育、感染症の予防など質の高い医療の提供を目指して活動しています。 院内には医師、薬剤師、臨床検査技師、看護師等で構成された感染対策チーム(ICT)があり、職種の専門性を発揮しながら感染対策に必要な情報提供と助言を行っています。
また、近隣の医療機関と連携し合同カンファレンスを行うことで、地域における感染対策の質向上を目指すとともに、当院の取り組みを見直す機会をいただいています。
院内外の様々な職種の方と協働することを経験し、チーム医療の重要性とやりがいを感じています。また、兼任の感染管理認定看護師と力を合わせることで幅広い活動もできるようになりました。信頼される感染管理を目指し、日頃から笑顔と軽いフットワークを心掛けています。  

感染管理認定看護師 重松 孝誠

私は現在、脳外科・神経内科の病棟で副看護師長として勤務しながら、毎週水曜日を活動日とし、感染管理活動をしています。
兼任として感染管理活動を行う私の利点は、「現場が見えること」「現場の人間として対策の実践者になれること」だと思います。理想的な感染対策を述べることは簡単ですが、スタッフが実践できなければ意味がありません。専従の感染管理認定看護師とともに感染対策を考え、私自身が病棟勤務の中で実践し、できるだけ、スタッフがわかりやすい形で感染対策の指導を行っています。
 また、現在特に力を入れて取り組んでいることとして人工呼吸器関連肺炎(VAP)サーベイランスを行っています。患者様が人工呼吸器管理中に肺炎を合併しないよう早期抜管を目標に、救命病棟の医師、看護師とも連携を取りながら対策を行っています。

がん化学療法認定看護師 井手 千佳子

2012年にがん化学療法看護認定看護師の資格を取得し、2015年10月から外来化学療法室で専従として勤務しています。
がん化学療法を受ける患者さんが、治療を安全に受けることができ、治療による副作用症状のマネジメントを行い、患者様・ご家族様がセルフケアを実践できるよう支援することや、院内の看護師の抗がん剤治療に対する知識、技術の向上を目指し、指導や学習会を行っています。

近年様々な抗がん薬の開発が進み、従来の殺細胞性抗がん剤とは全く異なる免疫チェックポイント阻害薬などが承認適応され、治療の選択が広がってきました。

日々進歩するがん化学療法に関する最新の知識を有し、相談できる認定看護師が病院に存在することで、差し迫った状況の中で治療を選択しなければならない患者さんやご家族、また治療に関わる看護師にとって、最大のサポーターであり、患者様のQOL向上に役立つことは必至だと感じています。

がん化学療法を安全・安楽・確実に行うため、チーム医療として医師や薬剤師などと協同し、患者さんが自分らしい生活を送りながら、治療を受けることができるよう、 個別性を活かした看護の提供を心がけていきたいと思います。

皮膚・排泄ケア認定看護師 南川 栄子

私は2010年に念願であった皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を取得し、病棟勤務と兼任でストーマ外来、褥瘡回診などの活動を行っています。
活動の内容はそれだけにはとどまらず、高齢者の脆弱な皮膚に生じる皮膚裂創(スキンテア)、酸素マスクなどで生じる医療機器関連圧迫創傷、失禁による皮膚障害などの予防とケアや、失禁などの排泄に関わる事など多岐にわたっています。皮膚の障害は痛みを伴うものがほとんどです。
ケアを行い、治癒していく経過の中で、患者様の痛みが軽減し、QOLがより良いものへと変化していくことで、患者様に喜んでもらえる、そんな笑顔がケアのやりがいに繋がっています。
褥瘡発生ゼロ、スキンテアゼロに近づくようにシリーズで勉強会を行っていき、スタッフ全員でより質の高い皮膚・排泄に関わるケアを提供できるように努めていきたいと思います。

救急看護認定看護師 池田 啓之

私は2012年に救急看護認定看護師の資格を取得し、現在救急外来で勤務しています。救急外来では、突然の病気や怪我により重篤な状態で運ばれて来る患者さんや家族に、身体的ケアから精神的ケアまで含めたケアが必要とされます。その患者さんや家族に対して、確実な救命技術の実践や、危機的状況にある患者・家族に対しての精神的援助の実践を行っています。
「救急看護認定看護師」の活動するフィールドは、救急外来に留まらず、病院職員を対象とした救命技術の講習会開催や看護職員向け急変コース等の講習会も実施し、救急看護における実践能力の向上を目指した指導も行っています。

これらの活動を通して、救急看護を必要とする患者の初期診療から迅速かつ的確な判断力と行動力を持って、患者さんがそれまで生活していた場所にまた帰ることを目標に継続看護へと繋ぐことが役割だと感じています。
また、当院は災害拠点病院であり当院の機能が十分発揮できるよう、災害時の受け入れ訓練の実施とDMAT(災害派遣医療チーム)隊員として災害時に備えた訓練を行っています。

集中ケア認定看護師 河上 ひとみ

西2病棟の救命救急センター・ICUで勤務しています集中ケア認定看護師の河上ひとみです。
集中ケア認定看護師とは、重症かつ集中治療を必要とする患者様、ご家族に対して看護を提供する専門家です。集中ケア認定看護師の役割は、生命・身体機能が著しく障害され、侵襲を受けた患者様に対し病態の変化を予測し、重篤化を回避できるよう早期から介入し、社会復帰に向けた看護実践を行うことです。
昨年度から呼吸ケアサポートチーム(RST)が発足し、週1回チームでラウンドを行い、患者様の呼吸状態の安定化を図るために活動を行っております。RSTの啓蒙活動を行うことで、今年度はラウンド依頼件数が増えることを目標としています。また、院内心肺停止症例の削減を目標にRRSという院内救急対応システムの活動にも力を入れています。今後も患者様の重症化を回避できるような取り組みを充実させていきたいと思っています。

緩和ケア認定看護師 小森 康代

「緩和ケア」というとどのようなイメージをもっているでしょうか?
がんが進行してから受けるケアとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
今の日本は、2人に1人はがんと診断される時代になっています。さまざまな治療を受けながら、年々「がんと共に人生を歩む人」は増加しています。「緩和ケア」は、そのような人が、がんと診断されてからも自分らしく豊かに暮らすことができるようサポートをしていくケアです。

具体的に内容のお話しをしましょう。緩和ケアは、患者さんの痛みや悩みなど「身体や心のつらさの緩和」を行います。がんの治療を受けながら、がんそのものの痛みや治療のつらさに、さまざまな専門職がチーム(緩和ケアチーム)を組んで対処します。また、心理的な不安や生活面での悩み家族の悩みも含めてサポートしていきます。
患者さんと家族が、がんと向き合い、「自分の人生を自分らしく生きる」ことを支えるケアの提供を目指し、日々活動しています。

治験コーディネーター 副看護師長 日本臨床薬理学会認定CRC 岩永 由香

新しい薬が国に認可を受けて使えるようになるためには「治験(ちけん)」という臨床研究が必須です。治験では患者様に実際に開発中の薬を使ってもらい、効果や副作用について調べます。また、安全の確認や正しいデータを出すためにスケジュール通りに検査や診察を受ける必要があります。

当院では専門的知識を持った治験コーディネーター(CRC)が治験を安全にスムーズに実施できるようサポートしています。
CRCは治験に参加された患者様の不安や疑問にお答えし、副作用への注意を払い、適切な対応ができるよう努めています。

病気を抱えながら治験に参加するという患者様の大きな負担を少しでも軽減できるよう、治験が終わった時に「治験に参加してよかった!」と思っていただけるような支援をめざしています。